一期一会
「西野はさ、自分の気持ちを隠しすぎだと思う」

「え?」

「一人で抱え込みすぎる。ちゃんと話せば分かり合えるヤツもいると思う」


彼からの言葉にハッとさせられた。


いつも私は我慢していた。


一人で悩んで、泣いて。


でもそれってただの『逃げ』だったのかもしれない。


ただ自分の感情を伝えるのが苦手で。


そして我慢している私が凄いんだって、


これが合っているんだって正当化して、


誰かに心配をかけたくないと自分に格好つけて。


もし、助けてと叫んでも誰も助けてくれなかったら……

もし、面倒臭いと見放されてしまったら……


怖い……

突き放されたくない……。
< 44 / 302 >

この作品をシェア

pagetop