ようこそ、恋愛指南部へ!
アズが私のカバンを取り上げる。
「あたしにも彼氏ができたんだし!志乃も恋愛指南部に相談してみたら?」
「いやいや私はそんな…彼氏なんていらないし」
お恥ずかしい話、生まれてこの方、まともな恋愛とやらをしてきたことがない私。
小さい頃は、大きくなったら勝手に好きな人ができるもんだとばかり思っていた。
だがしかし現実は非情。
自分から動くことをしてこなかった私にそれは縁のないものだと気付いた。
結婚相手が欲しければ、将来お見合いでも何でもすればいい。
安泰が欲しいだけなら、何も今する必要もない。
そうやって遠ざけて来た結果、年齢=彼氏いない歴になってしまった。
「私はいいよ、彼氏なんてまだ早いって思うし。それよりカバン返して」
「そんなことないって!恋人がいるだけで高校生活はバラ色だよ!アオハルなんだよ!」
うわぁ、彼氏できた人にあるあるなやつだ…