ようこそ、恋愛指南部へ!
今まで彼氏いなかった人に限ってできた途端人にも勧めてくる奴ぅ!
「私はアズとかみんなもいてくれるし今でも充分人生バラ色だよ?」
これでどうだ!
さすがに友達からこう言われて納得しない人はいないはず!
「志乃!3階の音楽準備室の隣の教室が恋愛指南部の部室だからね!」
そう言って私の荷物を持って走り出す友人、アズ。
いや、待てーい!
色々とおかしいでしょうが!
断るという選択肢プリーズ!?
「……足、はっや」
ツッコミが限界点に達して無駄に疲労している私を置いて、
荷物だけを持って逃走した友人、三嶋梓沙。
教科書とかだけならまだ困らないが、カバンの中には携帯やら定期券やら財布といった貴重品も入っている。
行きたくはないがさすがに置いて帰るわけにもいかない。
「……恋愛指南部、ねぇ」
恋とか愛とか、私には無縁だよ…
はぁと大きなため息をついたあと、私は3階へと向かった。