ようこそ、恋愛指南部へ!
「深水、あのさ……」
「……ーい!」
「ねぇ、何か声が聞こえない?」
私たちがキョロキョロしていると、少し離れたところに光が見えた。
「おーーーい!!!」
声とともに近付いてくる光。
助けが来てくれたのかも!
こっちだよーと全力でキャンドルを振って見せる。
「いたぞーーー!!!」
捜索班が珍しい動物を見つけたときみたいな反応ではあったが、私たちは無事発見された。
「うわっ、眩しっ!」
遠くから近付いてきた光は、懐中電灯を大量につけまくった俺様男だった。
手には傘を2本持っていて、大きなリュックサックを背負っている。
「お化け役の葉月から雨が降りそうだから中止にしたほうがいいって連絡があってな。
セトの携帯に電話かけまくったのに繋がらねぇし」
「え?あ、オレの携帯電池切れじゃん!」
傘と大きなタオルを渡され、ありがとう、と言おうとしたのだが……
「こんの、バカども!!!」