ようこそ、恋愛指南部へ!
いったーい!
何もグーで頭を殴ることないじゃん!
片方の手で頭を押さえながら俺様男をキッと睨む。
次に暴言を吐かれたら、文句の3つや4つくらい言ってやろうと思いながら。
「こんなに冷たくなって……あんま心配かけんな、バカ」
「……え?」
返ってきた言葉は、予想だにしないくらい優しいものだった。
何なの、それ。
そんなふうに言われたら、文句も1つくらいにしなきゃって思っちゃうじゃない……
「大体、彼氏ならもっと早くに迎えに来なさいよ!」
迎えに来てくれて、ありがとう。
徐々に小さくなっていく言葉は、この男に届いたかはわからない。
素直になれなくて、ごめん。
「ったく、文句は後で聞いてやる。とりあえず、二人とも帰るぞ」
「何かイイとこ一護先輩に持ってかれた気がする……」
「当たり前だろバーカ。俺様が主人公なんだからな!」