ようこそ、恋愛指南部へ!


「えぇっ?聞いてないよ、僕は部活のバザーが……」

いつの間にか戻ってきていた葉月が困惑している。


「二人とも引退してるんだし、いいでしょ!高校最後の学園祭だし楽しもうよ!」

押しの強さが志乃みたいだな、こいつ。

あいつも、言い出したらなかなか折れないからな……

学園祭が終われば、3年で行事と言えば受験と卒業式くらいしかない。


仕方ねぇ、クラスの出し物と部の出し物、両立させてやろうじゃねぇか。

まだ2週間とちょっとある。
準備期間としては長すぎるくらいだ。


「俺様が本気出すんだから絶対成功させるぞ!」

「「おー!!」」

その後、細かい役割を決めていたら6時間目が終わってから30分以上経ってしまっていた。





3階までの階段を一段飛ばしで一気に駆け上がる。

もう一度言うが、本来ならば3年は引退しているから無理に部活に顔を出す必要はない。

ようやく部室の前に辿り着くと、何故か中に入らない部員たちがいた。

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