ようこそ、恋愛指南部へ!

普段メイクなんてしない私。

こんな日だけ派手にしてたら、クラスの陽キャギャルたちに目をつけられてしまう……!

それは由々しき事態である。

こんな時こそ、深水家に伝わる奥義を発動するとき………


「志乃エクス………もがっ!」

「も〜!志乃ちゃん、動かないで!かわいくしてあげるから!」

最強の奥義こと志乃エクスプロージョンには唯一の弱点がある。

それは、声を出せないと発動しないところだ。

結局最後まで言い切ることが出来ずに、メイクが終わってしまった。




「ぐっ、深愛のやつ……」

何故か半泣き状態の凛子は、カバンからとあるカメラを取り出した。

かわいくなってここまで嫌そうな人、あんまりいないよね。


凛子もアズもどちらかというとかわいい方だと思う。

みあに至っては……多分クラス全員がかわいいって言うだろうってくらいに整ってるし。


「なんでメイクがそんなに嫌なの?」

そう言うと、凛子はより泣きそうになりながら私を見た。


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