略奪"純"愛 『泣かすなら俺がもらう』
再会3日目
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再会3日目

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その朝、隣でガサゴソするのを感じて、目が覚めた。

結がいる。

「あれ? 結、おはよ。」

俺は腕を伸ばして、結を捕まえる。

「おはよ。天。」

結も俺の背中に腕を回した。

結の小さくて華奢な体が、俺の腕にすっぽりと収まってる。

結…
どうして、こんなに愛しく感じるんだろう?

「天、お腹空いてない?
朝ごはん作ろうか?」

結はそう言ってくれたが、

「腹は減ったけど、まだ結を離したくない。」

俺はそう言って、ちゅっと結の唇にキスを落とした。

目を見開いて、頬を染めて驚く結。

「結、真っ赤になって、かわいい。」

俺はそう言うと、啄むようなキスを何度も何度も繰り返す。

「結、好きだよ。愛してる。」

結の開いた口に、するりと舌を伸ばす。
結の舌を絡め取り、俺は満足するまで結との深い深いキスを楽しんだ。
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