略奪"純"愛 『泣かすなら俺がもらう』
俺のキスを受けて、結の口から思わぬ声が漏れる。

ダメだと分かってるのに、欲情しそうになる。

俺が唇を離しても、結はしばらく動く事も出来ず、ぼーっとしていた。

くすっ
かわいい。

「結の顔、ヤラシイ。
できないのに、煽るなよ。」

「なっ!!」

俺がからかうと、結はようやく我に返った。

「どっちがヤラシイのよ!
朝から、あんなキスしないでよ!」

くすっ

「朝じゃなきゃ、いいんだ?」

「そんな事、言ってないでしょ!?」

結は怒るが、

「結ってば、こんなに赤くなって、
かわいいなぁ。」

とまた、俺は、触れるだけの軽いキスを落とした。
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