略奪"純"愛 『泣かすなら俺がもらう』
「ふふっ」
結が微笑んだ。

「天、だいすき。」

結が、俺の額にキスを落として、起き上がろうとするから、俺は、また結を引き戻して、唇を塞ぎ、深いキスを落とす。

結…
愛してる。


しばらくして、俺が離れても、結は俺のシャツを握りしめていた。

「くすっ
結、かわいい。」

俺は、今度は触れるだけの優しいキスをした。

「結は、もう少し寝てていいよ。
朝飯は俺が作るから。」

俺は結の手を握ると、そっとシャツから剥がして、手の甲にちゅっと音を立ててキスを落とした。
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