Adagio
「もうすぐ仕事に復帰だーっていうときに、気付いたらこんな。今皮膚科に通ってるんだけど、実は後ろの方にもう一箇所あるの」
「……復職の不安から、ですか?」
気の利いた言葉が思いつかない分、率直な問いかけになった。
「元々仕事好きだったし、こんな性格だから自覚はなかったんだけど、そうみたい。運営サポート課長との面談では、復帰後は開発支援課に配属が決まってるって言われてて」
開発支援課というのは、出来て間もない事務所の立ち上げをサポートするための課で、不足した人員を埋めるための派遣部隊のような役割を請け負っている。
しかしこちらも人手不足で、長時間通勤、残業必須は有名だ。臨機応変な仕事を求められるという意味では首藤には合いそうだが、子供の送り迎え、家事などを考えたときどうしても無理が出る。
その上、通勤する事務所が固定ではないだけに、周りの社員からの協力も得づらい。
「……復職の不安から、ですか?」
気の利いた言葉が思いつかない分、率直な問いかけになった。
「元々仕事好きだったし、こんな性格だから自覚はなかったんだけど、そうみたい。運営サポート課長との面談では、復帰後は開発支援課に配属が決まってるって言われてて」
開発支援課というのは、出来て間もない事務所の立ち上げをサポートするための課で、不足した人員を埋めるための派遣部隊のような役割を請け負っている。
しかしこちらも人手不足で、長時間通勤、残業必須は有名だ。臨機応変な仕事を求められるという意味では首藤には合いそうだが、子供の送り迎え、家事などを考えたときどうしても無理が出る。
その上、通勤する事務所が固定ではないだけに、周りの社員からの協力も得づらい。