Adagio
「はい。でもぜんぜん思いつかなくて……。昨日初めて見たときは、なんかもう凄い人のオーラ出てるし、目力半端なくて、目を合わせるのもちょっと怖いなって思ったんです。でも仕事を離れた話をするとすごく優しくて、悪いところなんてますます思い当たらなくて」
「そうなんですね」
首藤は腕組みして首を傾げた。
「私、考え方がまだ運営サポート課に染まっているせいか、ああいった頭の良い人は採用以外に考えられないですけどね。
実際、就活で落とした企業なんてあるのかなって思う。欲しいけど手に入らない人材ってかんじだしなあ。人の上に立てる人だもん」
「……確かに、そうですよね」
有紗は頷いた。就活の合否に偏りがあるのは自分の経験からもよくわかる。内定というものは、出来るごく一部の人間が根こそぎもっていくものなのだ。
「だけどもしかしたら、人事部らしい考え方をしたら、答えが見つかるのかなって思ったりもしました」
「そうなんですね」
首藤は腕組みして首を傾げた。
「私、考え方がまだ運営サポート課に染まっているせいか、ああいった頭の良い人は採用以外に考えられないですけどね。
実際、就活で落とした企業なんてあるのかなって思う。欲しいけど手に入らない人材ってかんじだしなあ。人の上に立てる人だもん」
「……確かに、そうですよね」
有紗は頷いた。就活の合否に偏りがあるのは自分の経験からもよくわかる。内定というものは、出来るごく一部の人間が根こそぎもっていくものなのだ。
「だけどもしかしたら、人事部らしい考え方をしたら、答えが見つかるのかなって思ったりもしました」