かんしゃ の きもち
「昔っから思ってたの。あんたってさ、すっごいムカつくんだよね」
まぁ、知ってたけれど……。
「お、おい。玲子、やめろよ」
「はぁっ? 何よっ、裕也は黙ってて!」
「いや、ほら。み、みんなも見てるしさ」
生田くんに絡めていた腕を投げつけるように離すと、玲子ちゃんは俯いてしまった。
「……今年は珍しくあんたが同窓会に参加するなんて言うから、こっちはすっかり、私たちの結婚報告のためなのね、って思っていたのに」
俯けた顔を跳ね上げると、キッと生田くんをねめつける。
「あんた。私のノーパソを勝手に開けて、参加者一覧のシート、見たでしょ」
あの、自信過剰家ともいえる生田くんが、ぐっと喉を詰まらせている。