かんしゃ の きもち

 そろそろ私も、過去対して諸々けじめをつけなきゃダメかもしれない。

 いつもまでも子どもじゃないんだし、あの頃の無気力な私でもない。今はちゃんと、私を必要としてくれて、私のことを大事にしてくれる人いる。だから。

 よし、大丈夫。今ならいつでも、例の饒舌モードに切り替え出来る。
 すぅっと息を思い切り吸い込む、と、なぜか大声で笑う東吾さんが頭をよぎって。

「ごめんなさいっ、ちょっといいかな」

 思いがけず大きな声がでた。
 一瞬、みんな、誰の声か分からなかったみたい。周囲をきょろきょろする人もいる。玲子ちゃんと生田くんも、ギョッとしたようにこっちをみた。

「なんか、勘違いしてる人がいるみたいだけど。そもそも私、山本も生田も川岡も、あと、今、遠巻きにこっち見てる男子ども、全員、みんな、大っきらいなのよね」

 あれれ? 川岡くんが、その場に頽れた。

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