極上御曹司の愛妻に永久指名されました
スーッと目を細めて文句を言えば、彼はどこか嬉しそうに笑った。
「俺は遠慮なく俺にものを言う真野が気に入ってるよ」
あまりに甘い目をして私を見るものだから、胸がキュンとなる。
落ち着け、私。
風間の言葉にも、この目にも深い意味はないのよ。
とびきりのハンサムだからって見惚れるな。
サッと彼から視線を逸らして話題を元に戻す。
「私を煽ても無駄よ。で、洗濯機貸して」
なるべく素っ気なく言ったつもりなのだけど、風間は気を悪くした様子もなく私を洗面所に案内する。
「この洗濯機使ってくれ。このボタン押せば乾燥までできるから」
「うーん、乾燥までしちゃうと下着の生地が傷みそう。どっかに干すとこない?」
でもこんな高層マンション、外に干せるんだろうか?
物干し竿があるイメージがないし、洗濯物風で飛んで行ったらそのままどこか空へ舞っていきそう。
「だったら、浴室乾燥を使えばいい」
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