極上御曹司の愛妻に永久指名されました
風間が隣のバスルームのドアを指差す。
「浴室で乾かすんだ」
彼の返答にちょっとしたカルチャーショックを受け、苦笑い。
うちは古いから床暖も浴室乾燥もないけど、セレブの生活って違うんだ。
洗濯を済ませると、自分の寝室に戻ろうとも思ったけど、リビングに行ってとりあえずソファに座った。
時刻は午後十一時過ぎ。
座ったはいいが、自分の家じゃないのでどう過ごしていいのかわからない。
落ち着かなくて周囲をキョロキョロ見回した。
天井は透明ガラスのシェーリングライトでシックでお洒落。
ラグマットはライトグレーでフカフカ。
風間が引っ越して間もないせいか、部屋には大きなテレビがあるだけで、植木やインテリア雑貨は置いていない。
家具は高級そうだけど、部屋自体はすごくシンプルだ。
「なにか飲むか?」
風間がキッチンから声をかける。
「お酒はいらない。ハーブティーみたいなのある?」
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