あなたの心の片隅に。


私「あの、お稽古事を始めることにしました」


(どうでもいいとは思うけど)


優「そうか。好きにしろ」


(やっぱりね。言われなくたって好きにします)


私「はい。」



季節は夏前

気温は少し暖かく冷たい風が心地よく吹く


会話がない気まずい空気



私「どうして待っててくれたんですか?」



優「………」


やっと話せた言葉に返ってくるものはなかった。





家に着くなり夏妃さんとすれ違い

あからさまに不機嫌な態度を取られたのは言うまでもない。





京輔君。わだかまりさらに深まりました。


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