この声が聞こえるまで
「何で貴方達はここに入れたんですか?」

あの子の言うことが本当なら、ここには私と暁しか入ることができないはずだ。

「その質問に答える前に俺たちは自己紹介をしたんだ、お前達も名乗ったらどうなんだ?」

私達が名乗る必要性はどこにあるのだろうか。

知っていてここに来たのでは?

「私は、結。苗字は名乗りたくないから言わないわ。そして彼は使い魔の暁。これでいいかしら?」

「嗚呼。」

「質問も色々とあるでしょうしとりあえず場所を移動しましょうか。」

まただ、何処からともなく和室の襖が現れる。

此方の世界に来た時の襖とは少し違うようで、落ち着きのある色で装飾されていた。
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