10日間彼氏
「まあ、仕方ないか、久しぶりだもんな。こっちも正直なところ、桃ちゃんがまた綺麗になってて、ドキドキしてるから」

照れ臭そうに、空を見上げる彼。

「青くん」

やっぱり、私の大好きな青くんだ。久しぶりだから、慣れなくて胸がキュンキュン鳴りっぱなしだけど。

「桃ちゃん、また、ここから、最初から始めよう」

「うん」

「じゃー、握手」

彼は手を差し出してくれた。

「は、はい。よろしくお願いします。末永く」

慌てて、その硬くて大きな手を握る。

「末永くって。固いなー相変わらず桃ちゃんは」

「だって」
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