perverse
バスタオルで拭いたとはいえ水滴がポタポタ落ちる
バスタオルで巻かれただけの私の身体
風呂の熱気のせいだろうか?ほんのり赤みがかかっている
逆上せたせいで頭がボッーとして、意識が朦朧としている

髪の毛をドライヤーで乾かす元気もなく呆然とソファーの前でぺたんと座っている私に、宙さんは冷蔵庫から水の入ったペットボトルを持ってきてくれる
『はいっ』って手渡してくれくれるのを期待していたけど宙さんは自分で飲んでしまった

私のではなかったんだ。自分の分を冷蔵庫に取りに行こうと思い立ち上がろうとした時、宙さんに抱きしめら、そして彼が私を抱きかかえる体制になる

宙さんはペットボトルの水に口に含み、私に口付ける

宙さんは口移しで水を飲ませる。普通に飲ませればいいのなぜこんな行為をするのか意味がわからない
何度かその行為が続き彼はフローリングに身を沈め、彼が私の身体に覆い被さる
彼の全てが刺激を与え、私は快楽に溺れる

『美波の身体ってエロい』

って耳元で囁きながら私の中に入る
繋がり、一つになった私達
私の中で突き上げ、溢れ出る私の蜜
部屋中、水音が響き渡る

初めて経験する感じたことのない感覚

ーー私は意識が飛び、気を失ってしまう


目が覚め、周りを見渡すと寝室のようで私はベッドで寝ていたようだった
宙さんは私の横で寝息を立てて眠っている
私の身体は何も纏っていない
コトが終わった気だるさだけが残っている

モソモソって起き上がろうとしたら腕を掴まれrう
もちろん掴んだのは隣で寝ていた宙さんで
「起こしました?すいません」
と謝ると悪戯に笑う
そして唇を押し当ててベッドに身体を戻される

しかして…今からもう一度?』

と思った時にはもう遅く口の中には彼が入っていた

いつもと違い激しい宙さん
これが本当の彼なのか?それとも今だけが特別なのか、私にはわからない
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