perverse

『その後何人かの人と付き合っていましたよね。名前を言いましょうか？』
「それは宙が構ってくてないから寂しかったの」
態度を変えウルウルした目で少女のように訴える彼女
只者じゃない
でも30？過ぎには痛い姿
私だったら絶対しない
翔の嫁は発狂して自我を貫くだけだけど、この人は自我を貫くためにの駆け引きを頭の中で考えている
この人医者だ
翔の嫁と違い賢いんだ。
嫁と同じカテゴリーの人と勘違いしそうに
今までの態度。計算尽くだったら嫁よりタチが悪いかもしれない

『申し訳ないけどそろそろ帰ってくれませんか』
「帰りたくない」
膝を床につき上目使いでお願いポーズ
ちなみにアヒル口
何度も言うけど30才過ぎてます
痛いからヤメテ
笑いそうになる

宙さん、もしか同情する？こんな彼女のぶりっこ戦略にはまるのなら別れる
お願いそんな馬鹿な男じゃないよね
そういえば翔は馬鹿だった。急に頭の中に顔が浮かぶ。血は争えない？一瞬そう思った

宙さんが彼女に手を貸し立たせる。嬉しそうに微笑む彼女の顔
私の方を向き勝ち誇ったように微笑みまた宙さんに抱きつく
私への対抗心？

私と視線が合い睨む
絶対、性格が悪い
「この失礼な人より私の方が良いでしょう？」
『何言っているんですか？俺にとって婚約者の美波が一番です。申し訳ないですが、町田先生は彼女に到底敵いません』
「こんなアバズレに私のどこが負けているの？この人翔さんの元カノでしょ？」
今までのブリッコキャラがどこかに行ってしまいまた発狂キャラに戻ってしまう