perverse
「ごめんなさい。事務長に聞いたの」
『これはやってはいけないことだとわかっていますか?私の婚約者は優しいのでキチンと対応しましたが、貴方がやっていることは警察を呼ばれてもしょうがないことなんですよ。わかってますか?』
「すいません。もうしません」
『私との結婚も諦めてくれますね。私はその気は一切ないですし』
「それは嫌!お父様も宙が納得すれば結婚しても良いって言っているから。お願い」

まだ諦めてくれない。堂々巡りのように話は進まない
この人を説得するのは宙さんでもできない?

ピンポーン
インターフォンが鳴る

『同僚の田中先生だったらここに来てもらって』
小さな声で私の耳元で言う

「はい」と電話に出ると田中先生でもう一人初老の男性が見えたのは気のせいだろうか?

部屋のインターフォンが鳴り私が玄関に出ると田中先生と初老男性がいた
この人は町田先生に顔が似ている
たぶん父親?。

「君が星野の婚約者。美人だね。星野がベタ惚れなのがよくわかるよ」
って、社交辞令を言ってくれる田中先生に
「星野がお世話になっております。」
と頭を下げ客用の新品のスリッパを出す

初老の男性が
「この度は真理がご迷惑をおかけしました」

低姿勢で頭を下げる
この二人がやってきた事で無事終わる?

ドキドキしながら、リビングに案内する私がいた
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