perverse
ベッドに横になっているけど眠れない
さっきまでウトウト寝ていたから本来ならばリビングにいてるはずだけど、そうすると宙さんに気を使わせてしまう
機嫌も悪そうだし、話はお酒の入っていない冷静な状態が良いのかもって自分に言い聞かせる
シャワーを出て寝る準備が整い寝室に入ってくる宙さん
私はベッドの端でタオルケットを抱きしめ寝たふりをしている
いつもだったら私の寝顔を見たり、軽くキスをしたり、寝る前にコミュニケーションを取りに来る
ドキドキしながら待っているけど
何もしないで私と反対側のベッドの端に身体を沈める
いつもと違う行動を目の当たりにして不安感が募る
眠れないのに寝たふりをしている私
しばらく経つと宙さんの寝息が耳に入る
疲れているんだ
勤務医である彼の仕事がハードなのは認識しているし、ミスが許されないから神経をすり減らしながらというのもわかっている
いろんな意味で心も身体も寂しくなっている
私は寝ている宙さんを後ろから抱きしめる
大きな背中に顔を埋め、彼の体温を感じる
抱きしめた直後『ウッ』と反応したので、睡眠の邪魔をしているのはわかっている
でも少しだけ
言葉を交わせないなら肌だけでも重ねていたい
せめてそれぐらいの我儘を許して欲しい
さっきまでウトウト寝ていたから本来ならばリビングにいてるはずだけど、そうすると宙さんに気を使わせてしまう
機嫌も悪そうだし、話はお酒の入っていない冷静な状態が良いのかもって自分に言い聞かせる
シャワーを出て寝る準備が整い寝室に入ってくる宙さん
私はベッドの端でタオルケットを抱きしめ寝たふりをしている
いつもだったら私の寝顔を見たり、軽くキスをしたり、寝る前にコミュニケーションを取りに来る
ドキドキしながら待っているけど
何もしないで私と反対側のベッドの端に身体を沈める
いつもと違う行動を目の当たりにして不安感が募る
眠れないのに寝たふりをしている私
しばらく経つと宙さんの寝息が耳に入る
疲れているんだ
勤務医である彼の仕事がハードなのは認識しているし、ミスが許されないから神経をすり減らしながらというのもわかっている
いろんな意味で心も身体も寂しくなっている
私は寝ている宙さんを後ろから抱きしめる
大きな背中に顔を埋め、彼の体温を感じる
抱きしめた直後『ウッ』と反応したので、睡眠の邪魔をしているのはわかっている
でも少しだけ
言葉を交わせないなら肌だけでも重ねていたい
せめてそれぐらいの我儘を許して欲しい