perverse
離婚?
翔からそんな話を聞かせれても私の心は動かない
私の貴方への思いは2ケ月前、翔が結婚したという現実を知った時に終わらせた
私の中にある貴方への思いは過去の楽しかった思い出と今の乾ききった心
あの頃から4年という時間が過ぎ、その時間を物語るかのように所帯染みた(太った)貴方が目の前にいるという嫌悪感
私と貴方の関係は全てが終わっている。めてそう思った
「そうですか」
「喜ばないの?」
『美波がお前の離婚を喜ぶ?』
冷たい声で宙さんが言う
「俺とヨリが戻るんだよ。四年前は真寛に無理矢理結婚されたけど、やっと縁が切れるんだ。だから四年前の続きがしたい」
もし3ケ月前の私ならコロってついて行ったかもしれない
でも、今の私は・・・
「理由がよくわかりませんが離婚してないってことですよね?」
「うん。今はそうなる」
「そんな事、容易く義姉になる私に言わると困るんです」
翔は意味がわからず固まってしまう
チラっと宙さんの方を見ると私が言いたい事を理解したのか
『そういう話はキチンと離婚してから持って来ないと美波に迷惑がかかるぞ』

驚いた顔をする翔
もしかして気づいていない?
『お前、何も知らないのか?』
「何を?」
『離婚もしていないのに復縁を求めたところで不倫疑惑が生じる。美波だってやってもいないことで慰謝料を請求されることだってある。アイツだったらやりかねない』
「望愛が自分の子じゃない。真寛が浮気してできた子だとDNA検査でわかったから簡単に離婚できると思って浮かれていた」
『お前は馬鹿か?今専業主婦のアイツが簡単に離婚届にハンコを押すなんてしないだろう。わからないのか?』
「そうだよな」
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