perverse
数週間が経ち10月に入る
宙さんとは週末以外、会えていない
お互い忙し過ぎというのが理由
電話もほとんどしなく、連絡事項のLINEだけ
宙さんの家にいると「家事で負担をかけるのが申し訳ない」という申し出で、実家から仕事に通っている
翔の離婚問題のことは報告を受けていないので、どうなっているのかわからない
聞こうとも思わない
縁起が悪そうだから
何も進んでいないような気がする
どうせ翔の事だから人任せにして、自分自身で何もしていないのが想像できる
離婚はたぶん難しいだろう
それならば、縁あって結ばれた訳だし、少しでも幸せになれる方法を考えたらなんて思うけど、それはただのおせっかいなので決して口にする事はない
帰宅が遅くなったのでコンビニ弁当を購入して帰ると、マンションの入り口のベンチにピンクの塊が見える
視界には入るけど思考能力が低下中で何も考えられないのでひたすら歩いた
マンションの入り口に入ろうとした時
「ちょっと、アンタ」
とピンクの塊の女性に声をかけられる
「真寛さんこんばんは」
なぜいるの?
いろいろ考えないといけないんだけど疲労感が勝ってしまい、もう無理って思う自分がいる
「では」
と去ろうとすると
「待ちなさいよ」
「何か?」
時間は午後9時を過ぎた頃
初めて訪れるにはアポなしだし非常識な時間だ
「話があるんだけどー」
「今日は遅い時間で私も仕事で疲れていますので、今日は勘弁していただけないでしょうか?」
「こんなに待たされてそんな酷い態度をするの?ムカツくー」
「家に入れなさいよー」
という真寛さんに対して拒否する私
通行人の人からはどう映っているのだろう?
そこに、マンションのエントランスに入ろうとするおじさんの姿
宙さんとは週末以外、会えていない
お互い忙し過ぎというのが理由
電話もほとんどしなく、連絡事項のLINEだけ
宙さんの家にいると「家事で負担をかけるのが申し訳ない」という申し出で、実家から仕事に通っている
翔の離婚問題のことは報告を受けていないので、どうなっているのかわからない
聞こうとも思わない
縁起が悪そうだから
何も進んでいないような気がする
どうせ翔の事だから人任せにして、自分自身で何もしていないのが想像できる
離婚はたぶん難しいだろう
それならば、縁あって結ばれた訳だし、少しでも幸せになれる方法を考えたらなんて思うけど、それはただのおせっかいなので決して口にする事はない
帰宅が遅くなったのでコンビニ弁当を購入して帰ると、マンションの入り口のベンチにピンクの塊が見える
視界には入るけど思考能力が低下中で何も考えられないのでひたすら歩いた
マンションの入り口に入ろうとした時
「ちょっと、アンタ」
とピンクの塊の女性に声をかけられる
「真寛さんこんばんは」
なぜいるの?
いろいろ考えないといけないんだけど疲労感が勝ってしまい、もう無理って思う自分がいる
「では」
と去ろうとすると
「待ちなさいよ」
「何か?」
時間は午後9時を過ぎた頃
初めて訪れるにはアポなしだし非常識な時間だ
「話があるんだけどー」
「今日は遅い時間で私も仕事で疲れていますので、今日は勘弁していただけないでしょうか?」
「こんなに待たされてそんな酷い態度をするの?ムカツくー」
「家に入れなさいよー」
という真寛さんに対して拒否する私
通行人の人からはどう映っているのだろう?
そこに、マンションのエントランスに入ろうとするおじさんの姿