perverse
窓の外は日も暮れ,夜景がライトアップされ1枚の写真のようだった

「奇麗・・・・」

こんな素敵な時間、幸せだな・・・・なんて思っていたら、宙さんがスパークリングワインをグラスに注いでくれた

「美波ちゃんと俺の未来に乾杯」
「おいしい・・・・」

顔が熱くなっているのがわかる

もしかしたらさっき飲んだビールとこのワインのせいで酔いが回るのが早いのかもしれない

でもこのおいしい料理

ワインの量が増えてしまったのは言うまでもなく、酔っぱらってます

酔っぱらうと、超明るくなってしまい話上戸になってしまう

宙さんは話を聞き上手で、安心感を与えてくれる

「なんで交際じゃなくて、結婚なんですか?」

『好き』っていう気持ち以外に本心が聞きたい

酔っているのを利用して話を切り出した

「もし美波ちゃんが俺の彼女程度の関係だったら翔がちょっかい出してくる」

今何を言いました?

意味がわからない

私は翔に捨てられた

つまり今の嫁より劣っていたからってことなのだけど、なんで今更こんな私にちょっかい出すの?

「俺の婚約者だったらさすがに手を出さないよね。そして美波ちゃんをあんな形で傷つけた
 二人は許せないけど、さすがに身内だから離婚は望まない。 子供もいるしね・・・・」
「子供がいるのですか?」

リアルな話をは不安な気持ちになる

モヤモヤする気持ちは何だろう?

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