breath
専務にネックレスをつけていただいたけど、この部屋には鏡がないので自分の姿を見る事はできない

そんな私の姿を見て、満足な顔をしている専務

たぶん変ではなかったのだろう

でも、その目つきがイヤラシイ……と思うのは私だけだろうか?

ちなみに専務は私よりも年齢が8コ上

ロリコン?とも思ってしまう

「じゃあ、今日のデートこれをつけていってくれ」

クククッと笑いながら言う専務ーーーこれは確信犯だ……

「無理です!!!」

ムキになって言っている私の姿に大爆笑している

そんな二人のやり取りを見ていた、溝口室長が

「じゃれあいはそこまででいいでしょう」

と話を終わらせてくれた

なんとか、この空気を断ち切ってくれてホッとしているけど、このネックレス……どうしたらいいんだろう……と思いながら箱に戻した

それ以降は、年末でもあり休み前の片付けなければいけない業務がたくさんあったので、一心不乱に業務に没頭した
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