breath
「空いてるような、空いていないような……」
曖昧な事を言う
キチンと食べたのは、元旦の日に樹さんの実家でご馳走をよばれた以降、今はほとんど食べてないに近い状態だ
身体も空腹は示しているものの、食べる事は欲求してこないというか、興味を起こさない
信号待ちで、私の横顔を見る専務
「じゃあ、何か食べにいこうか?何、食べたい?」
専務の気遣いがわかる。でも……食べたいという欲求が全くない
「ーーー何でも良いです……」
遠慮かもしれないし、本当にわからなくなっている現実
身体の中のネジが一本抜けてしまって、正常作動がされていないのかな……なんて思ってしまう
そんな私の言葉を聞いて、専務は呆れたかのようにクスッと笑う
「正月休みで、あまり店も開いていないし、ファミレスで良いか?」
「えー専務がファミレス?似合わないですよねー」
へらず口をたたく
彼には……上司でもあるし、私の弱りきった姿を見せたくない
微かなプライドがムキムキ湧き出てきている私……
曖昧な事を言う
キチンと食べたのは、元旦の日に樹さんの実家でご馳走をよばれた以降、今はほとんど食べてないに近い状態だ
身体も空腹は示しているものの、食べる事は欲求してこないというか、興味を起こさない
信号待ちで、私の横顔を見る専務
「じゃあ、何か食べにいこうか?何、食べたい?」
専務の気遣いがわかる。でも……食べたいという欲求が全くない
「ーーー何でも良いです……」
遠慮かもしれないし、本当にわからなくなっている現実
身体の中のネジが一本抜けてしまって、正常作動がされていないのかな……なんて思ってしまう
そんな私の言葉を聞いて、専務は呆れたかのようにクスッと笑う
「正月休みで、あまり店も開いていないし、ファミレスで良いか?」
「えー専務がファミレス?似合わないですよねー」
へらず口をたたく
彼には……上司でもあるし、私の弱りきった姿を見せたくない
微かなプライドがムキムキ湧き出てきている私……