breath
連れてこられたのは、会社から車で15分ぐらいの総合病院

なんで病院?

誰かのお見舞いかしら?

なんて気軽に思っている

病院の受付で、保険証の提示を求められる私

「えっ、診察を受けるんですか?」

怖い顔で頷く専務

私は、少し痩せただけで元気なのに……疑問に思うけど、口に出せない

受付が終わり、診察室に向かう

午前の診察は終了し、待合室には誰もいなくガランとしていた

私が連れて行かれたのは【精神科】の部屋

なぜ、ココに連れていかれたのか理由がわからなく唖然としてしまう……

「中高の同級生が、ここで医者をしているんだ」

という専務。たまたま、専務のご友人が精神科医で私がここに連れて来られたってことなのか……現実を認めず、何も聞けず、そう思いたい自分がいた

コンコン

専務がドアをノックすると

「どうぞ」

と男性の声がする

私と専務が部屋に入ると、専務と同じくらいの年代のシルバーのフレームの眼鏡をかけた医師が笑顔で迎えてくれた
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