breath
その後、専務の車で自宅まで送ってもらう

時刻はまだ夕方、両親は不在だった

専務は「病状の説明と、会社の事をご両親にも説明するので夜にもう一度来る」と言い残し、会社に帰ってしまう

専務は仕事が忙しいにも関わらず、私の為に無理して……そう思うと心が苦しくなった

自宅に戻り両親の携帯に連絡をし出来るだけ早く帰って来てもらうように伝え、もらって来た薬を飲む

先生から説明を受けた通り、眠気が……私は眠りについてしまった



それから数時間後、慌てて帰って来た母親に起こされる

「明日美、大丈夫?」

心配してくれている母

その後、父も慌てて帰ってきた

二人の目から私はどう映っているのだろう?

樹さんに捨てられて、病気にまでなった哀れな子……そう映ったに違いない

そう思うと情けなくて、惨めになって……泣くしかできなかった

父はそんな私を抱きしめて慰めてくれる


その後、専務から『8時に来る』と連絡があり、母は忙しく掃除を始めた
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