Vanilla
これは、つっこむなってこと……?

やっぱり男性の生理的現象だっただけ……?

それとも酔っていて、記憶すらない……?


絶対答えはこのうちのどれかだろう。

予測は出来ていた。

だから私を席に残して立ち上がっても、無駄に傷付く必要なんてないと心の中で言い続けた。


朝永さんを脳内から追い出すと、さっさと朝食を片付けて掃除と洗濯をすることにした。
待ち合わせ場所は此処から三十分くらいかかる駅だから九時に出よう。

家事をしばらくこなし、九時になると私は自分の準備をする。

洗面所で朝永さんが買ってくれたワンピースを着る。

やっぱり可愛い。
朝永さん、この姿見たら、何か反応してくれるかな……?

いや、私、無駄な期待はするな。
どうせ何も言ってくれない。


その後軽く化粧を施すと、朝永さんに一声掛けてから出ようとリビングに向かう。
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