Vanilla
「つぐみ、どーすんの?」

「どーもこーも、帰ることも出来ないし……「つぐみちゃん!こっちにいらっしゃい!杉森君の隣!」

私の言葉を遮り、強引に割り入ってきた穂香さん。


とりあえず私は帰らせてもらえないことだけは分かる。


杉森さんと穂香さんの所に行くと穂香さんが、「じゃあ私は愛佳姫のところに行くから!」と言って離れて行って。

杉森さんと強制的に二人きり。

杉森さんはチラチラ私の様子を伺っているようだ。
ようだと言ったのは、私は彼をまともに見れずにいるが視線は感じるから。
だが私は再びどうして良いか分からず、沈黙を作ってしまう。


「なんか、ごめんね」

沈黙に耐えられなかったのか、杉森さんに何故か謝られて。

「杉森さんが謝る必要はありませんから!私の方こそごめんなさい!」

気まずくて私からも謝った。
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