君を借りてもいいですか?
「付き合っているもの同士が手を握って顔を赤くしているようじゃすぐバレるでしょ?」
湊人の表情は至って普通。違うのは私だけ。
「い、いきなり手?」
「ほら普通にしててね。君は顔に出やすいからビクッと肩なんか上げたら即アウトだよ。相思相愛って設定なんだからここは逆に嬉しそうにしてほしいところだけど」
確かに恋人なら手を握られたら嬉しいと思う。
ここは素直に従うべき。湊人は私のことが好きで私も湊人が好き。
観賞用ではない。彼は私のもの……と頭の中でイメージを膨らませる。
湊人の手が伸び、膝の上に乗せた私の手に湊人の手が重なる。
ドキドキするけど嫌じゃない。優しく触れる湊人の手が優しくて不思議と安心する。
ゆっくりと視線を触れた手から湊人の顔へと移す。
ドキッ!
目が合うと優しく微笑みかけられ、その顔にドキドキしてしまう。
「はいダメ。もう1回」
ですよね〜。
ただ手が触れるだけなのになんて高度なの?
いやいや、慣れよ慣れ。そしてもう一度最初からやり直し。
そうだ、頭の中でイメージしよう。湊人だと思わなければいい。
例えば実家で飼っている犬のゴン。
そうだゴンが私にお手をしていると思えばいいんだ。
頭の中でゴンをイメージすると自然と笑みがこぼれる。こ
「こんな感じでいい?」
自信を持って尋ねると湊人は黙って私をみている…いや見つめていると言った方がいい。
あれ?完全に役になりきってるの?
「湊人?」
湊人の表情は至って普通。違うのは私だけ。
「い、いきなり手?」
「ほら普通にしててね。君は顔に出やすいからビクッと肩なんか上げたら即アウトだよ。相思相愛って設定なんだからここは逆に嬉しそうにしてほしいところだけど」
確かに恋人なら手を握られたら嬉しいと思う。
ここは素直に従うべき。湊人は私のことが好きで私も湊人が好き。
観賞用ではない。彼は私のもの……と頭の中でイメージを膨らませる。
湊人の手が伸び、膝の上に乗せた私の手に湊人の手が重なる。
ドキドキするけど嫌じゃない。優しく触れる湊人の手が優しくて不思議と安心する。
ゆっくりと視線を触れた手から湊人の顔へと移す。
ドキッ!
目が合うと優しく微笑みかけられ、その顔にドキドキしてしまう。
「はいダメ。もう1回」
ですよね〜。
ただ手が触れるだけなのになんて高度なの?
いやいや、慣れよ慣れ。そしてもう一度最初からやり直し。
そうだ、頭の中でイメージしよう。湊人だと思わなければいい。
例えば実家で飼っている犬のゴン。
そうだゴンが私にお手をしていると思えばいいんだ。
頭の中でゴンをイメージすると自然と笑みがこぼれる。こ
「こんな感じでいい?」
自信を持って尋ねると湊人は黙って私をみている…いや見つめていると言った方がいい。
あれ?完全に役になりきってるの?
「湊人?」