きみの左手薬指に 〜きみの夫になってあげます〜

あぁ……どうして、わたしたちは、もっと早くに、出逢わなかったんだろう?

……だけど、たとえ出逢っていたとしても。

わたしのような、なんの後ろ盾もない天涯孤独の女なんて。

シンちゃんのような立派なおうちの人からは、到底、許されるはずがないけれど。


……シンちゃんの足を引っ張るだけだ。

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