きみの左手薬指に 〜きみの夫になってあげます〜
「……青井さん、いろいろとご足労をおかけして申し訳ありません」
わたしは万感の思いを込めて、タブレットに向かって深々とお辞儀をした。
「あっ、いやっ、そのっ、
櫻子さんに文句を言ってるわけでは……」
青井さんがとたんにしどろもどろになる。
すると、いきなり、シンちゃんがタップして、青井さんがディスプレイからふつっと消えた。
……「皇帝」というより「ジャイアン」かも?