今日も今日とて、告りますのでご覚悟を。


『高木、悪いが現場に行ってくれないか』

『私がですか!? そんな無理ですよ』

『無理でもなんとかするんだ、江夏のサポートしていたのはお前だろ』

『そうですけど……』


いやでも! まだまだペーペーの私に現場なんて!

そう言おうと顔をあげた時には、既に部長の姿はなく、クレームの電話が再び入る。


『はい、すみません……はい、はい、なんとか早急に』


どうしよう、どうすればいいの? というか江夏さんどこ行っちゃったのよー!

何が完璧な企画よ、ついこの前までドヤ顔で企画が通ったことを自慢していたくせに、肝心な時にトンズラしちゃうなんて信じられない。

とにかく、何とかしなければ。

でも! 何を!?

完全にパニックになっていた私は半ば泣きそうになりながら、必要になりそうな資料を鞄に詰め込んでいた。

折り返しの電話が一向に入りそうにないスマホを、ひったくる様に手に取った。その時。


『おい、何があった』


不意に声を掛けられ、視線を移して吃驚した。

え!? うそ……!

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