今日も今日とて、告りますのでご覚悟を。


彩さんから直接に聞いたわけではないけど、彼女を含む本社の人たちが大掛かりな人事異動をしたことは、前に部長と水瀬さんが話していたことと関係しているのだろう。

3カ月で結果がでなければ、責任を取らされる。

地方へ左遷か、退職か。

そうさせないためにも、この企画を絶対成功させてやる……!


「よ、調子どう?」


会議室で1人拳を握りしめていると、藤原がやって来た。

彼も引き続き手伝ってくれることになっている。


「うーん、予算のところでもう少し細かい調整が、」

「馬鹿ちげぇーよ、お前の体調を聞いてんの」

「あっ、それは大丈夫。ご心配ありがとう」

「別に心配してねぇーし」


口を尖らせた藤原は、会議室の椅子にどかりと座る。

可愛くないなぁ。

何だかんだいつもサポートしてくれるし、助言もしてくれるし、愚痴も聞いてくれる。さり気ない優しさにちゃんと気が付いているよって言いたいけど、そうしたらきっと照れて怒るだろうなぁ。

お礼に今度、差し入れでも買ってこよう。

藤原は何が好きだったっけ? と何気なく天井に目線をあげた時、


「あ」

「どした?」

「コンタクトが外れた」
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