今日も今日とて、告りますのでご覚悟を。
私達は知り合いを通じた飲み会で意気投合し、このマンションでルームシェアをしている。
几帳面なユリヤが掃除担当で、力のある昌也が買い出し担当、料理は私。
今のところ楽しくやっている。
「でもさぁ~ふーあんたもよくやるわね、何度振られてもさ、ふー、めげないんだからある意味感動よ」
ワインのコルクを抜きながらなのか、所々気の抜けた声を出す昌也。
夜の9時になっても家に居るということは、仕事を休んだのだろうか。
「だって……諦めきれないんだもん」
「かー、そのセリフ、可愛すぎる! 水瀬に聞かせてあげたいわ」
「あ、ちょっと呼び捨てしないでよ」
「いいじゃない、別に私は水瀬の部下じゃないんだし」
「そうだけど、昌也がそう呼ぶから移っちゃって、この前、本人に呼び捨てで呼んじゃったの」
「うそ、まじ!?」
ユリヤが面白そうに笑う。
っていうかワインボトルを直飲みするとか、男前かよ。
「殺気だった目でしばくぞって言われたんだから~」
「しばかれてみたらよかったのに、新しい世界が広がるかもよ」
「ちょっとユリヤ。からかい過ぎよ。しかしまぁ、一目惚れの相手が上司ってのも大変ね」