マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様




『ボロネーゼ、フェットチーネで。あとうにクリームパスタ』




店員さんも『え?』って顔をしている。

まさかの二個食い…!



スタイリッシュなんだけど、スタイリッシュじゃない!



店員さんが去ったのを見計らって、今の事態の疑問をぶつける。



『み、蓑島くん…もう一人、来るの?』

『…いや?』

蓑島くんはきょとんとしている。

何で?みたいな。

核心を恐る恐る聞く。

『二個…食べるの?』

『うん。そう』

…やっぱり!

わかっちゃいたけど、やっぱり!



『ここのパスタ、美味いんだけどさ。量少ないんだよね。だからいつも二個食い』

『はぁ…』



てなわけで。


蓑島くんの目の前にはパスタの入った大きい深皿が2つ、並んでいる。



量少ないって…いやいや。普通の量だよ。



でも、そこは蓑島くん。

スタイリッシュにお上品に、まずボロネーゼをあっという間に食べてしまう。

もはや、うにクリームパスタに着手していた。



早い。早いけどキレイに食べてる。

私まだ、半分しか減ってないのに。



しかし。

パスタを食べる蓑島くん。

何か、サマになっていてカッコいいな…。

フォーク持ってる姿とか、似合ってる。



思わず、手を止めて見惚れてしまった。


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