マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
思わず立ち止まってそのワンピースを見入ってしまう。
薄い黄色のフワリとした花柄のワンピース。
可愛らしい、の一言。
…男は、こういうのが好きなんだろうか。
いや、こういうのを着れる女子がモテるんだろうな。
瞳真も…こういうのを着る女子がいいんだろうか。
だとしたら、やはり、私は無理な話だった…。
こんなの絶対に似合わない。
膝が見える。ただそれだけで抵抗だ。
複雑な気持ちでそのワンピースを凝視してしまう。
すると、蓑島くんが横から「何見てんの」と、現れる。
私がこの花柄ワンピースを見ていたことに気付いたのか、蓑島くんもそのワンピースをじっと見ている。
「あ…」
「…え?これ欲しいの?やめときなって。こんないかにも男ウケ狙ったようなワンピース。オシャレのかけらもない」
「…え?え?」
バッサリ…!ひどい。
これ、着てる人いっぱいいるのに。
「もしこれが欲しいというのなら、ダサいの称号押しますよ?」
「それはいや。って、横川さんこういうの着てないの?似合いそうだけど」
「今のセリフ、ゆらが言ってたセリフのまんまパクりなんだけど。ゆらはこういうのは嫌い系」
「え。意外」
「さあさあ。こんなワンピースいいから、俺が良いの選んであげる。着いて来なさい」
「何で急に偉そうになってんの…」