先生。
まだ朝の6時だというのに、元気な私たちを、部屋から出てきた司が注意する。
「ねえ!司の部屋に入れてるの?」
「ああ、そうだけど」
「何で言わないの?わけわかんない」
「は?」
「ねえ、襲われたりしてない?大丈夫?」
私の肩を掴んで揺さぶるのは、司のお姉さんらしい。
この顔立ちからして、姉弟なのも納得いく。
「してねーよ」
「嘘だ!こんなに可愛いのに?」
「可愛くねーし」
「おい!」
寝起きでダルそうにそう言った司に、思わずつっこみを入れてしまう。
そこは嘘でも、可愛いって言え!
「ねえ、あれ見てたでしょ?」
「え?」
「お化粧、する?」