先生。
それから数日経っても、先生は学校に来なかった。
移動教室の時に、嫌でも変な噂も聞いてしまう。
「ね、知ってる?譲先生、学校辞めるらしいよ」
「え?!嘘でしょ…?!」
「最近学校休んでるのも、なんか準備があるからだって」
「そんな…癒しがぁぁ」
……まさか、嘘だよね?
辞めたりしないよね?
辞めるとしたらどうして?
私にもう会いたくないから?
私に呆れすぎて、愛想つかした?
もう顔も見たくないの…?
「会いたいよ……」
思わず口に出したら、勝手に涙が溢れた。
先生は、私が初めて信じた大人だった。
…裏切られても…何度裏切られても、それでも、好きだったのに。