先生。
先生、辞めたらどこへ行くんだろう?
きっと意地悪な先生の事だから、私の行けないようなところに行っちゃうんだろうな…
「お前はまだこんなとこで何してんだよ」
教科書を持ったまま廊下に突っ立っていると、移動中の司が私の頭を教科書で軽く叩いた。
「行け」
「…え?」
「後悔してからじゃ、何もかもおそいんだよ」
司はそう言って、私から教科書やノートを取り上げた。
「泣きたくなったら、いつでも来いよ」
そう言って笑う司は、最高にかっこいい。
最高の友達で、最高の親友だ…
そんな司に何も言わず頷くと、私は走り出した。