先生。
帰り道、登録したばかりの司からメッセージがスマホに届いた。
そして通知画面の曜日を見て、パッと思い出したことがある。
「今日、お店の日だ」
もう行く必要は無くなったけど、普通に徹さんには会いたいな。
だけど、頭の片隅に譲先生がチラつく。
行ったら怒るかな…
…怒るよね。
やめておこう。
いつもは街へ向かわせる足を、今日は先生の家の方へと向かわせた。
ていうかあの喫煙野郎酷いよね。
私に掃除させておいて、自分は先に帰るとか。
なんて心の中で愚痴って、玄関開けて中に入ろうとしたけど。
…そこでフリーズした。
女物の靴がある。
そしてリビングからは、内容は聞こえないけど話し声が聞こえてきた。