先生。



晴れなのに先生と一緒に学校へ向かい、いつもの空き地で降ろしてもらった。



教室に入り、席に着くと、司がジロジロと私を見てくる。





「…なに?」


「俺になんか言うことねーの?」





それは、お礼を求められているのか。


それとも謝罪なのか。





「その感じだとうまくいったんだろ?」





なぜわかる?


一種の才能だと思う。


心から。





「………がと」


「俺のおかげなのになー。感謝が足りないなー」


「てゆか司…「あ、津山」」


「え!どこ!!」


「うーそー!」





私の荷が下りて、一緒に背負っていてくれた司の荷物もなくなったのかもしれない。


いつも通りの、私たちだ。

< 194 / 399 >

この作品をシェア

pagetop