先生。


なんて拗ねたように言った先生。





「嬉しい…」





だからたくさんのキスが終わって目があった時、ポロっとそんな言葉がでていた。


これが私の本音。





「ふざけんな。俺怒ってるからね?」


「うん…知ってるよ」





それでもやっぱり嬉しくて、顔が緩んじゃうんだもん。





「こんなにくっきり跡付けたのに。もっと付けた方がよかった?」


「ま、待って!ダメ!」


「なんで?嬉しいんでしょ?」


「や、違っ…」


「全部俺のなんだよ」





そんな目で、そんなこと言わないで。


キュンキュンしすぎて死んでしまいそう。





結局、先生は会議が始まるまで離してくれなくて。



でもやっぱりそれが嬉しくて、帰り道も心臓が高鳴った。


多分意識してないけどニヤニヤしてるんだろうな。


通りすがりの人がジロジロ見てくるもん。

< 199 / 399 >

この作品をシェア

pagetop