先生。
先生は私の話を適当すぎるくらい適当に流して、自分の膝の上を手で叩いて、ここに座れと合図する。
少しだけためらって、前を向いて先生の膝の上に座った。
「こっち向いて座れよ」
「…恥ずかしい」
ただでさえ、膝の上に座るのも恥ずかしいのに向かい合わせなんてきっと耐えられない。
心臓破裂しちゃう。
先生は、私を包むように後ろから抱きしめると耳元に唇を寄せた。
「そうじゃないとキス、出来ないけど?」
わざと、耳に吐息を当てるような話し方。
絶対笑ってる。
私の反応見て楽しんでるんだ。
だけど先生は、それだけでは飽き足らず、あろうことか私の耳たぶを甘噛みした。
「…あッ……」
予想外のその行為に、思わず甘い声が漏れる。
「学校でそんな声出しちゃダメでしょ?」