先生。
「さっきも騙されたしなー」
だから、私には持ってないものを持っているから。
余計に嫌いになっちゃうの。
その日の昼休み。
化粧直しをしようと、トイレに入ると何か言い合っているような声が聞こえた。
「調子乗ってるって自覚ある?」
チラッと中を見ると、ミラちゃんが女子生徒2人に追い詰められている状況だった。
中に入ってしまった手前、引き返すのもなんだか変だと思って気にしないようにリップを塗る。
「てか、転校生のくせに生意気なんだよね」
「あ、潤こいつの友達じゃん」
ちょうど出て行こうとした時に、タイミング悪く声をかけられた。
「無視して出て行こうとするとか、友達としてどうなの?」
‘‘友達’’