先生。


その言葉に嫌悪感を覚えた。


先生と楽しそうに笑うこの子と?私が…?



この子のせいで、最近は家でもぎこちないのに?


嫌でもミラちゃんの話を聞かされるのに?





「…友達じゃないけど?」


「え…?」





私が顔を上げると、ミラちゃんの驚き悲しむような声が耳に入り、ぱちっと目が合った。



明るくていい子で、嫌味がなくてムカつく。


それが、私にはキラキラしすぎてて眩しいの。



見てるだけで負けたような気分になる。





「あんたなんか…転校して来なきゃ良かったのに」





自分でも驚くくらい出た低い声。



私はまた、先生の出会う前の自分に戻ってしまう。


それが怖くて、今も必死なの…



独りがどんなに辛くて、汚れている自分がどんなに嫌いかなんて。


あんたにはわかんないでしょ…?

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