先生。
こんな時間に学校開いてないだろうな…
でも行くとこないし…
そう思いながら、学校の門の前でウロウロしていると…
「何してんの?」
近くで声が聞こえて、ビクッと肩を震わせて振り向くと、昨日見たばかりの顔があった。
「こんな早くに登校?学校大好きかよ」
「いや、そっちこそ…」
私に声をかけたのは、川崎玲太で。
制服を着て、スクールバッグを肩にかけていた。
「あ、朝帰り?」
「まあそんなとこ」
「っていうか、学校開いてないよね?」
「あの空き教室は裏から入れんだよ」
「嘘、なんで?」
「裏の窓だけ鍵壊れてるから」
「玲太って転校生なのに、うちの学校のことよく知ってるんだね?」
私がそう言ったら面白そうに笑った。
「まあ、壊したの俺だからな」